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【学科】勉強法総論_角落ち復活:勉強方法

今回の記事は、今年(令和2年)の勉強法の総論を記載します。

どんな独学の勉強の仕方でも有効な内容となるように意識して書きますので、多くの人に見ていただければ幸いです。

 

自己紹介の記事に記載の

勉強のスタンスもCHECKください❢

 

 

合格のための勉強戦略

● 「わからない過去問題」と「とりこぼし」を無くす

 私は3回学科試験を受験しました。
 3回の受験を経て思うこと…学科試験を合格するには
  わからない過去問題を無くす
  とりこぼしを無くす
 この2点を準備することに尽きる、と思います。
 そうすれば、ギリギリでも学科試験に合格できると思います。
 どちらも「無くす」というのは限界があります。最終的に「極力減らした」という結果になると思いますが、心の中では「無くす」という意気込みです!!🔥

 わからない過去問題を無くす

 過去の問題で、わからない見たことがないというような問題を、極限まで減らしていくように、理解した(している)問題と理解できない問題を分けていき、理解できない問題を試験前日までにゼロにします。

 注意点としては、海豆研究所の博士の【過去問20年分の9割を理解すればOK】という考え方が根底にあります。理解できない問題をゼロに、と記述しましたが、難問(例:合格物語 構造の問題番号)を追及する必要はないと思います。

 ちなみに…わからない問題を無くすには、自分の理解度が問題毎に設定できる合格物語(現:合格ロケット)が最適でした。

 とりこぼしを無くす

 「とりこぼし」とは、

過半の受験生が得点できている過去問等を失点すること」

 です。基本的でみんなが解ける問題を間違えてしまった問題を、本番では死守するための対策を講じます。

 そのためには、どの問題をとりこぼしているのか?ということを模試等で把握することが重要です。

 模試等の初見の問題は、自分のミスの傾向が判るので、とりこぼしの対策に有効なので、復習をしっかりすることをお勧めします。

 (後述 効果測定 にてまとめ記事のリンクあり)

 

● どれだけの時間が必要か

 これは私の考え方ですが、合格するための勉強時間は人それぞれだと思っているので、元から『〇〇時間勉強した!』にはあまり拘らないスタンスです。そのため、私自身、合計の勉強時間は記録していませんでした。(決して誇れるような勉強時間ではないので・・・。)(ただ、『〇〇時間勉強した!』は、ひとつのモチベーションや自信となる指標になると思います。)

  とはいえ、さすがに限られた時間で成果を出すには、計画を立てないといけません。計画を立てるには、もちろん【必要な時間】を把握する必要があります。

 私は、勉強し始めに「過去問1年分」を解くのに何時間かかるかを記録、分析しました。そこから、全体のスケジュールを立てていきました。

 450問(=過去問1年分)を解くのに〇〇分かかる。そうすると、〇〇時間必要。10年分を解くのに、〇〇日必要。1巡するのに、〇〇週間かかる。

 ☝この〇〇を埋めてみてください💡

 

● ざっくりスケジュールと効果測定

 細かいスケジュールというよりも、スケジュールを調整しながら最終目標である【学科合格】を目指すためのざっくりとしたスケジュールを立てます。

 スケジュールのざっくり感まとめはこちら👇から ※GoogleChome推奨、InternetExplorer対応

scrapbox.io


 PDCAを回す、ような感じですが、仮説【何日でできる】を立て、実際に行ってみて、【何日かかった】、必要に応じて調整【これをやろう/やめよう】する。こんな感じです。

 このざっくりスケジュールには、【効果測定】の日程も設定します。

 私は、最初の取り掛かりとして、過去問を19年分解いていきましたが、学科試験を通過した平成29年から始めて遡っていき、平成12年まで解き、平成30年を最初の効果測定としました。効果測定は、なるべく初見の問題が良いです。そのため、令和元年(一番直近の問題)は、6月上旬に取っておくことで、初見の問題を、2つの模試と、令和元年の過去問とすることができました。

 いくつも模試を受けるのは復習が大変ですし、過去問はどのみち解かなければならない問題なので、この効果測定の設定は効果的だったと感じます。

 

記録、確認、測定、優先順位

● こまめに記録する

 『スケジュール』の記事に管理表を公開するので、そちらから全体スケジュールや、1巡目、2巡目、3巡目の管理表を参考にしていただければと思います。(※合格物語の仕様です)

 こちらからダウンロードください。※GoogleChome推奨、InternetExplorer対応

scrapbox.io

 とにかく「都度記録する」ことを意識づけました。記録した内容は、問題を解くのにかかった時間と、項目毎の正答率を記録していました。

 (項目とは、科目、例えば、「計画」科目の中の「建築史」を指します。単元のようなイメージですかね。

 正答率の記録は、下記の【優先順位】を決める時に役立ちます。

 

● 進捗の確認

 5年分、15年分、1周、2周・・など、ひとつの区切りとなる時に、他の方との進捗の比較を行いました。合格物語では、上位20%の方との比較を抽出できるので、定期的に行っていました。スタートが遅かった分、解いた問題数が追いついていく様子がわかり、理解度はさておいて、安心していました。合格物語ユーザーでない方は、周りの受験生やSNSで、どのくらい勉強しているかを情報収集して確認するのもアリだと思います。

 

● 効果測定

 前述にて効果測定の効果を記載しましたが、勉強の進捗を確認することと合わせて、定期的に、実力がどのようなものかを測るため、過去問や模試を挟みました。

 効果測定では、「とりこぼし」の確認を行います。

 この「とりこぼし」を本番では10点以下とするように、臨みます。

 私の本番の「とりこぼし」は11点でした。

 ▼とりこぼしまとめ

hlefyt.hatenadiary.org

 

● 優先順位を付ける

 こまめに記録した項目ごとの正答率。正答率が低い、苦手な項目に並び替えて【優先順位】を付けます。

 限られた時間で、できる項目ばかりやっても仕方がなく、優先的に苦手な項目を解くことで、勝率を上げます。

 3巡目の時に、最初に決めた「3巡目の解き方」だと時間がかかることが判明し、解き方を変えました。合格物語では、「✖問題」(正答肢となる問題)のみを抽出できるので、「間違えた問題」のうち「✖問題」を抽出して優先的に解いていくことで、模試2回目の効果測定に向けてコンディションを間に合わせました。

 模試2回目の効果測定に向けて・・というのを、もう少し説明すると、模試2回目は最後の効果測定であるため、少しでも本番に近いコンディションに近づけるとりこぼしを無くする皆が取れる問題を取れるようになる「自分が間違えた✖問題」を理解するというところを、色々解くことよりも的を絞り最優先しました。

 

モチベーションの維持

 ● マイペースを貫く

 こんなことを言えるのは、角落ち復活という余裕?いや、余裕は全くありませんが、一度学科試験を合格しているという少しの自信・・というのもあるでしょう。私は、平成29年に合格しましたが、【一度合格している】という自信は持っておいてもいいと思います。(どのみち模試などで叩きのめされるのでw)なので、焦りすぎず、大丈夫、と言い聞かせながら、無理をし過ぎないように、マイペースを貫いていました。

 マイペースを貫くというのは、のんびりやる、という意味ではなく、やる時はやる、やらない時はやらない、という意味で、この試験は自分の勉強であり、自分に責任を持つという意味を込めて書いています。

 なので、やらない時はやらない、でもいいのです。お恥ずかしながら、焦らないとやらない・という性格なのもありますが、それを踏まえて、です。

 

● ライバルをつくる

 目標とする人をつくります。自分と遥かにレベルが違う方、というよりも、学習環境が似ていたり、レベル感が少し上だったりする方が良いと思います。過去の合格者でもヨシです。過去の合格者は、その合格者の受験時代の過去のブログやSNSを参考にするといいと思います。ブログやSNSには、模試や過去問などの点数を書かれていたりするので◎私も勝手にライバル視させていただきました。(私でもいいですヨ)

 ZAKISAWAさん(令和元年合格者)

zakisawa.blog.jp

 ウラ模試であれば、自分がどれだけとりこぼしているのか、ということを【とりこぼし】の点数で比較できるので、過去の合格者とも、比較することができます。

 

 ● ブログを書く

 実は、始めた当初は「ブログ書く時間あれば勉強しなよ派」でした。笑

 実際、書き始めると、知識の整理や、まとめた内容を振り返ることなど、ブログを続けてよかったと思っています。書かない日もありました。書ける時に書く。3日坊主を続ける、というやつですね。このへんもマイペースです。ブログは、合格者の方や、Twitterの方に見ていただけて、とても励みになりました。

 

 ● ここまで来たのだから。

 角落ちをして、仕事も施工管理から技術管理に変わり一級建築士の資格は必要としなくなりました。もう受験するのをやめるか、一旦試験と距離を置くか、そんなことを考えていました。しかし、家族から「何千人と受かる人がいるのに(私の名前)が合格しないのが悔しい」「何年かかってでも挑戦してほしい」と言われました。私自身も、文系出身で「一級建築士?そんなのとれるわけない」と言っていたのに製図試験3回目にしてあと少しの状態まできたという事実があったこと、支えてくださった合格者の言葉もあり、「ここまで来たのだから、もうとるしかない。」と思い、受験を決意しました。

 そういった経緯があり、応援してくれている周りのためにも、何より、自分のためにも「ここまで来たのだから、頑張ろう!」と奮起することが、モチベーションのうちのひとつでした。

 

まとめ

お伝えしたかったポイントは、一番最初に申し上げた

 合格するために必要な準備

 「わからない過去問題を無くす」「とりこぼしを無くす」

 この2点であること

です。

わからない過去問題を無くすには、どうするか?

とりこぼしを無くすには、どうするか?

 そういった観点から、ご自身の過去の成功体験も含めて戦略やスケジュールを立てていっていただければと思います。

 すべてのやることに明確な目的をもち(例えば、前述の模試2回目に向けて3巡目の解き方を変える、等)最終的なゴール【学科試験に合格すること】を、常に意識することが、モチベーションでもあり、合格するためのカギとなるのだと思います。

 

長文となりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

▼まとめ記事

hlefyt.hatenadiary.org