初受験時代の自分に掛ける言葉 H29年設計製図試験のこと #イチケン製図トーク10
ご無沙汰しております。
やまなみです。
2023年7月15日(土)に、イチケン製図トーク10にゲスト出演させていただきました!
今夜は「#イチケン製図トーク10」📻️
— イチケン🟥 (雷神Ver.5.0) 令和5年 一級建築士試験 「設計製図の試験」 (@raijin1101) 2023年7月15日
7月15日(土曜日)夜10時~11時
ツイッターのスペースで #一級建築士製図 本試験過去問トーク!
本日のテーマ:H29本試験
「面積計算でプランニングが出来ない課題とは?」
ゲスト:H29が初受験のR3合格者 やまなみさん@y731qr03
「受験生の頃...」 pic.twitter.com/5FDvwjDzX4
そこでお話しした内容をブログでも紹介します🌟 補足・追記をしているので一部お話ししていない内容を含みます。
H29年 初受験のこと
本試験のこと
- 驚いたことは、敷地図が下書用紙にあったこと。
- 読み取りはできた。北側には客室を設けなかった。当たり前レベルで。
木々の切り開きには気が付かなかったけど・・ - 初出の「コンセプトルーム」の計画が楽しくなってしまった。そんなどうでもいいところにこだわって、チェック時間ゼロ。
- 基本がわかっていないなーとパッと見てわかる図面。
- 「これでいいだろう」と自分の計画を正当化しまくりの図面。(知識がないから違和感はあれどダメである判断もできず)
- 補足図は2つとも白紙だし、とにかく試験元に対して高慢な受験生だった。
本試験の結果
ランク2だった。この年は、北側に客室を向けた受験生が一定数いて、ランク3のふるい分けから逃れただけだった。
空間構成NG(管理部門の先に共用部門の部屋があったり、部門が上下でテレコになっていて宿泊部門を2フロアに分けたが動線交差など、ゾーニングが全然なっていない。)、重複距離もアウト。
H29年の自分へ伝えたいこと
当時どんな受験生だった・・?
- 初受験なので、作図手順から勉強。エスキスがわからない、何をどうしたらいいかわからない。辛い思い出→Tweet
- その中でも、なんとか6.5時間で完成できるように仕上げていった。
- 時間内に終わらすのが精一杯。当時の仕事は現場監督で、朝は早く残業もあり休みは週一。でも学校に通って偉い👏と思っていた。(※宿題はできていない。)
- 二級建築士はストレート合格した。追い込めばいけるだろうという思い込み、思い上がりもあった。
- ただただ態度だけがでかい・・。
そんなH29年の自分にかける言葉・・
- 本試験を舐めるな!考えが甘い!そんなんじゃ合格できない!とかいっても逆効果。
- 当時の自分は、他の受験生や合格者の話に聞く耳を持たないのだろうなと思う。
- それは、試験の全容や真相を知らないから。(※実際には教えてもらったかもしれないが思い出せないほど理解ができていなかった)
- 自分が「できるだろう」という勘違いを辞めさせたい。
だからきっと、頭ごなしにできないことを責めるのではなく、「試験元の求めていること知っている?」と問いかける。
そのように聞かれたら、答えられないし、答えたとしても的外れなことを答えていたと思う。
「合格基準」って言える?「採点のポイント」見たことある?「空間構成」とは何か?リゾートホテルとはいえ、試験課題のリゾートホテル。地域住民が登場する。公共施設ってどんな建物?
利用者動線、管理動線。アプローチは?エントランスホールの位置は?受付の位置は?レストランの位置は?エレベーターホールの位置は?避難経路どうなっている?今までの経験から、説明できる?
ここを説明できるように、過去問や実例建物を見て学んで。
(過去問は、H28年の標準解答例を見ただけ。ただ、見ただけ。どんな設計条件だったか。その条件によりどんな配置計画をして、ゾーニングや部門構成がどうなっているのか。ボリュームがどうなっているのか。過去問や実例建物の勉強の仕方もわからなかった。)
答えられない、わからない、そんな自分を恥じて「試験の本質」の部分を勉強すると思う。
初受験の時は、試験の全容、全体像がわからないから、そもそも自分のレベルも把握ができていなかった。
当時通っていた資格学校では、試験の「真相」というか「本質」というか、「合格基準」や「採点のポイント」などの「基本」を教えてもらわなかった、知らなかった。(※実際には教えてもらったかもしれないが認識も習得もできていなかった)
そのように「エスキスとは」「作図とは」という上辺だけを教わった状態で、それが「できそう」なんて感触を覚えると、本試験も「できそう」と、そんな過信が生まれる。
独りよがりで、盲目的だ。
合格を自ら掴み取る意志があるのであれば、自らを疑い、自ら動くしかない。
教えてくれる人がいないなら、教えてくれる人(教えてもらえる人)を探して。
(当時、現場監督で周りに受験している人が少なかったから気軽に聞ける人がいなかった)
(でもそれは言い訳では?設計担当や、同じ学校のプランニングが上手だったり作図が早い受験生に聞くことはできたでしょう。どんな思考回路でこのプランになったのか?担当講師の指導が気に入らないのであれば、他の講師へ相談もできたのでは?)
(全て要らぬプライドが邪魔していた。)
妙な過信なんていらない。合格するために、必要なものは何か。そして、自分に足りないものは何か?問いかけて。
プライドなんか捨てて、もっと、貪欲になって。
こんな言葉をかけたいと思う。
後進の「一級建築士を志す者」受験生の皆さまへアドバイス
私自身、二級建築士でストレート合格できたとか、本番に強いとか、そういった過去の成功体験があります。
そのような成功体験や、日々の実務経験がある人ほど、プライドが高く過信に陥りやすく合格までの時間がかかりがちだと感じます。
※本質を捉えて努力や対策ができる人であれば問題ありません。
合格するためには何が必要なのか?自分に足りないことはないのか?を常に問いかけてください。
自分だけだと、足りないことはわからないから、受験仲間や合格者に聞きまくってください。
それを見つけて対策ができたら、さらに他にはもうないのか?問いかけてください。
設計製図本試験日(2023年10月8日)に「ランク4、3、2を回避して生き残る答案を提出する」ということにこだわり、貪欲に、自分が合格するための道を探し続けてほしいです。
私で力になれることがあれば、お声がけください。
応援しています!
以上です。ありがとうございました!